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お土産のシャンプーを買って、ショーのチケットも買ってホテルに戻り、フードコートで美味しくないホットドッグを食べていたら、開場時間の15時に。
んじゃあ、行きますかってんで、ボクシング会場であるイベントセンターを探したのですが、これまたわからず。
仕方なく警備の女性に訊いて教えてもらいました。
今回の旅行で会った、一番優しそうな人でやんした。
それにしても、広いホテルだわ。







入口にたどり着くと、シェパード犬が2匹、ポリスの脇に伏せのポーズ。
金属探知のゲートもセットされ、やはりこのへんは日本とセキュリティーの意識が違います。
チケットを確認して自分の席に座ると、豆狸の同僚の方が来てくれて、お互いよく来ましたねと握手。
「賭け率、10対1らしいです」と教えてくれまいた。
もちろん尾川堅一選手が勝つ方が"1"です。

ラスベガスに来る前、対戦相手のファーマーの動画を僕も見たのですが、確かに巧い選手でパンチを当てるのに苦労するだろうと考えていましたが、そこまで差があるとは思っていませんでした。
じゃあ、勝てるのかよ、と言われると、う~ん、という感じではありましたが…。
ま、とにもかくにも、大方の予想では圧倒的不利という状況なのでした。

ほどなくしてアンダーカードが始まりました。
メインイベントがオルランド・サリド対ミゲル・ローマンというメキシカン同士の対戦ということもあってか、前座に登場の選手もメキシカンが多く、周りに座っているお客さんも、スペイン語で声援を送っている方が大勢いました。

で、ぼけっと試合を見ていました。
何試合見たでしょうか、時計の針は18:30を指しています。
最初の試合が始まってからすでに3時間も過ぎています。
パンフレットを買わなかったので、どのぐらい前座のカードがあるのかわからなかったのですが、いくらなんでも4時間あればメインの試合まで終わると思っていたあてが外れ、「やっぱりショーの時間を21:30スタートの回にしてよかった」なんて思っていました。

で、次か次かと待っていたのですが、19:30を回っても、まだセミファイナルの尾川選手が出てきません。
まじかよ~、これ何時に終わるんだろと焦っていると、ようやく登場。
このときすでに20時を過ぎてました。
もし判定までいったら、12R×3分+インターバル11分=47分かよ!
ショーの開始時間が21:30だから…(◎_◎;)

いやあ、もう$70×2で買ったショーのチケットのことは、この際忘れよう。
と自分に言い聞かせ、リングに集中しました。
カーン!(ゴング)
おお、いいんじゃないの。
序盤はプレッシャーをかける尾川にそれをさばいてカウンターを狙うファーマーという予想通りの展開。
でも、まったく当たらないという感じではなく、尾川選手は上々の滑り出しだと思いました。

その後も尾川の右が時々ヒットし、贔屓目抜きにしても尾川がリードして試合を進めているように見えました。
まわりの観客も足を使って逃げるように見えるファーマーのスタイルが気に入らないのか、尾川に対する声援を送る人が多数でした。
「いやあ、これ、ひょっとするかもよ」なんて豆狸と話ながら、終盤はドキドキの観戦。
そしてついに12ラウンドが終了、試合の行方は判定に…。

終わった瞬間「この内容で尾川の負けはないよなあ…」と思いましたが、そこはアウェーでの試合ですし、とことん追い詰めたというほどのダメージを与えていたわけでもなく、「どっちかなあ」という不安もこみ上げました。
(後日、録画していただいたDVDを見ましたが、自分が思っているより全然きわどい内容でした)

祈るような気持ちでスコアを読み上げるリングアナウンサーを見つめました。
「116-112、Ogawa」
「116-112 Farmer」
ああ、スプリット・デシジョンなのね…。
3人目のジャッジの判定は、
「115-113 

コンニチ~、オガーワ!」(←そう聞こえた)
勝ってしまった。
日本タイトルを取る前から見ていた尾川堅一が世界王者に、しかもラスベガスで。
ちょっと泣きましたよ。

本当はこの余韻をもっと楽しみたかったのですが、我にかえり腕時計を見ると21:05。
立ち上がって拍手をしている豆狸に「どうする?」と訊きました。
$70×2のチケットを無駄にしてメインの試合を見るか、それともあと25分でMGMグランドホテルまで行ってショーを見るか決めなければなりません。
「え~っ、どうしよう…」

その瞬間、僕は豆狸の手を取って、走り出しました。

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やっぱり$70×2を諦められない。
僕たちはオルランド・サリド対ミゲル・ローマンを捨てて、走るんだ。
だけど、$70×2のチケットは、ホテルの部屋にあるんだ(こんなことなら持ってくればよかった)。
スロットマシンをすり抜け、カジノのフロアを走るアホな日本人2人はエレベーターに飛び乗り、廊下を走り、ドアを開け、チケットをポケットに入れ(トイレもいっておけ!)、再びエレベーターに乗り、玄関でタクシーに乗り込みました(UBERを呼んでる場合じゃない)。
タクシーを飛び降り、またカジノを走り「KA」の劇場入口にたどり着いたのは21時29分
まだ入場していない人もぱらぱらいて、ほっとしましたが、席についた時にはすでにショーは始まっていました。

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ということで、ドタバタでの観覧でしたが、大迫力の「KA」、まったく予備知識なしで見た豆狸はとても満足しておりました。
で、ショーが終わったのが23時過ぎ。
ぶらぶら歩いてホテルに向かい、途中シェイク・シャックで買ったハンバーガーを部屋でもさもさ食べて(うまかった)、お休みなさい。
ああ、疲れた…。




ご存知のとおり、試合後、尾川選手から薬物陽性反応が出たと報じられました。
まあ、天下の帝拳ジム所属選手が意識的に禁止薬物を摂取するとは思えませんが、コミッションの裁定がどうなるか、心配ではありますが、歴史的な勝利が覆らないことを願っております。


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