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NHKマイルカップが終わった。
レース前、急に降り出した雨だったが、
みなが帰路につく頃には上がっていた。



優勝したカレンブラックヒルの鞍上は、
ここまでGⅠ未勝利だった秋山真一郎騎手。
馬券を買う側の人間は、その「ジョッキー」に関して迷いがあったと思う。
そうでなければ、3戦全勝、
トライアルも好タイムで完勝していたカレンブラックヒルのオッズが、
1番人気とはいえ3.7倍という微妙な数字にならなかったはず。


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一方、秋山騎手はなんの迷いもなかったのだろう。
押し出されて先頭に立ったのではなく、
自ら馬を出し、逃げという戦法をとったように見えた。
府中のマイル、しかもGⅠを逃げ切るのは至難の技だと思うが、
2着に3馬身半の差をつけて、鮮やかに、清々しくやり遂げた。
そのゴールシーンはガッツポーズなど不要とばかりに、
自信に満ち溢れていた。


秋山騎手は07年のオークスで1番人気のベッラレイアに騎乗した。
好位から直線早めに先頭に立ったが、
ゴール寸前、ローブデコルテに差され2着に敗れた。
それまでベッラレイアは追い込みで成績を残していただけに、
当時はその騎乗に批判の声もあがったし、
彼の名前を見ると、僕の脳裏にもあのレースが甦った。


「仕掛けるタイミングは何十回乗っても、今乗ってもあのタイミング(で間違いない)と思う」
GⅠジョッキーとなったあとのインタビューで、
07年のオークスを振り返り秋山騎手が語ったそうである。
その発言には、54戦負け続けて、挑み続けて、
そして、ついにGⅠを勝ち取ったジョッキーの意地とプライドがうかがえる。


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無敗で3歳マイル王なったカレンブラックヒルだが、
陣営はダービーにも登録する方針と報道された。
もちろん出否は未定だろうが、
出走することになったなら、
彼はどんな戦法を取るのだろうか。

NHKマイルカップの勝利で、
僕の脳裏にはあらたな「秋山真一郎」のイメージが刻み込まれたが、
もし、ダービーで再び逃げたら…。
その時、僕はどう感じるのだろうか?

颯爽と先頭を走るカレンブラックヒルと秋山騎手を想像しながら、
ダービーまであと3週間、楽しみに待つことにしよう。


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