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日曜日、競馬場でアンカツさんの仕事っぷり(この日2戦2勝)を拝見してから、
東銀座のシネパトスで「僕たちのバイシクル・ロード~7大陸900日~
FREE WHEELS EAST」を中年自転車部の4人で観てきました。
いい歳して友達とつるんで映画を観てきたわけですが、
我々の前の列も同年代と思われる男女3人組でした。
他の観客もわりと年齢が高めでした。

映画はイギリスの青年2人が自転車で世界中を旅するドキュメンタリー。
こういうお話は、案外若者よりも僕らの世代の方が好きなのかも。
「ほんとかよ~」なんてエピソードもありましたが、
ゆる~い雰囲気の旅を一緒に楽しみました。
パンクを直すシーンが面白かった。


さて、この映画、現在東京では2つの映画館で上映されています。
恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館ホール
(行ったことないけどお洒落なんでしょうね)と、
ザ・昭和の雰囲気をそのまま残す三原橋地下のシネパトスです。

前にも書いたかもしれませんが、
大学生だったころ、僕はここでアルバイトをしていました。
当時はシネパトスの前身である銀座地球座・名画座という名で、
ポルノ映画を上映していて、僕は切符のもぎりや、
晴海通りにある掲示板に裸の女性のポスターを貼ったりしていました。
時給はなんと、450円。
映画館の並びには居酒屋や食堂、大人のおもちゃ屋が軒を連ね、
夕方にはクサヤを焼く臭いが場内にも漂ってきました。

大昔のことなんで記憶が曖昧なんですが、
たしかロビーには競馬の結果を記入するための黒板があり、
僕もそこにレースが終わると配当なんかを書いていたような気がします。
近くに場外馬券売り場があるので、
お客さんもレースの時間になるとロビーに出てきて、
ラジオで競馬を聞いていました。

とまあ、今では考えられない環境の映画館だったのですが、
アルバイト自体はとっても楽しかったです。
ただし、当初期待していた「ポルノ映画をただで観られる」という願いは、
上映中も仕事があるわけで叶いませんでしたが。

そんなある日、僕がいつものように来場客に切符の半券を渡していると、
ひとりの女性がやってきました。
そして僕にこう言いました。
「この映画のポスター、余っていたらいただけないでしょうか」

たしかに、どの映画のポスターも数枚余っているのですが、
支配人に「ほしいというお客が来ても断れ」と言われていたので、
僕は「すみません、そういうことはできないんですよ」と彼女に返答しました。
すると、彼女は入り口脇のポスターを指差して言いました。






「あの~、本人なんだけど、ダメ?」




僕はあわてて支配人に主演女優の来場と要望を報告、
もちろん、彼女はポスターを手にして帰っていきました。


映画館は名前も、上映作品の内容も変わりましたが、
三原橋地下は当時の雰囲気が残っていて、
ここにくるといつも当時のことを思い出します。

あの女優さん、今も元気かな…。

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